▷どこを見ればオスとメスが区別できるの?
▷レッドビーシュリンプの大きさと寿命は?
レッドビーシュリンプは日本のエビ!
レッドビーシュリンプは、もともと香港から輸入されていたビーシュリンプが突然変異したエビだと言われています。
香港産ビーシュリンプは、レッドビーシュリンプと違って、体色は茶褐色ですので、もっぱら熱帯魚飼育でのこけ取りのために飼育されていたエビです。
このような香港産ビーシュリンプから交配を重ねて、日本人が生み出したエビがレッドビーシュリンプなのです。
当初は、CRS(クリスタルレッドシュリンプ)と呼ばれていたようです。
みなさんも、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。
種の固定化とは?
シュリンプブリーダーは、日々、様々な種類の異なるエビを交配して、新たによりきれいで、鮮やかで、特徴的なエビを作出する努力をしています。
その過程で、突然きれいで見たこともないエビが産まれても、そのエビは突然変異であったり、または偶然きれいなエビが産まれたとしか評価されません。
そのエビが、一つのブランドとして確立されるためには、種の固定化が必要となります。
固定化とは、A種のエビとA種のエビを交配したときに、必ずA種のエビが産まれることを意味します。
このように、種が固定化したうえに、さらに市場でそのエビの価値が認められて初めてシュリンプとしてのブランドが確立することになるのです。
シュリンプのブランド確立は、多大な労力と時間を必要とすることは想像できるんではないでしょうか。
レッドビーシュリンプは、日本人が多大な労力と時間を使って、そして、シュリンプの市場でも認められた、日本人が誇るべきエビなのです。
レッドビーシュリンプのオスとメスはどう見分けるの?
レッドビーシュリンプのオスとメスの区別は、一般的には次の違いがあると言われています。
オス | メス | |
腹部 | 細長くてシャープ | 丸みがある |
胸頭部 | 平べったい | 丸み(厚み)がある |
第2触覚 | 長い | 短い |
尾っぽ | 小さい | 大きい |
そのほかにも、オスのほうがメスよりも活発に動くなどと言われたりします。
以上が、オスとメスの主な特徴ですが、はっきり言って、このような特徴を見分けて、オスとメスを正確に区別するのは非常に難しいです。
確実なことは、抱卵した個体がメスであるということです(あたりまえですが(^^))。
また、成熟し、抱卵経験のあるメスは腹部の丸みがより顕著になりますので、区別しやすいと思います。
レッドビーシュリンプの大きさは? 寿命は?
レッドビーシュリンプは、産まれたばかりの稚エビは数ミリです。
非常に小さいですが、よく見ると肉眼でも十分に確認することができます。
その後、3か月くらいで2センチ程度の大きさまで成長し、これくらいの大きさになると繁殖できる大人になります。
そして、大きいもので3センチ程度まで成長する個体も出てきます。
まとめ
いかがでしたか?
▶オスとメスの区別はお腹の丸みを見て判断するのが分かりやすい。
▶稚エビは数ミリ、最大3センチくらいまで成長する。