レッドビーシュリンプのオス・メスの区別・大きさ・寿命は?|初心者向けレッドビーシュリンプ飼育②

▷レッドビーシュリンプってどんなエビ?
▷どこを見ればオスとメスが区別できるの?
▷レッドビーシュリンプの大きさと寿命は?

 

いまや、ペットショップでもよく見られるレッドビーシュリンプ。

 

レッドビーシュリンプはどんなエビなのか紹介します!

 

レッドビーシュリンプは日本のエビ!

 

レッドビーシュリンプは、もともと香港から輸入されていたビーシュリンプが突然変異したエビだと言われています。

 

香港産ビーシュリンプは、レッドビーシュリンプと違って、体色は茶褐色ですので、もっぱら熱帯魚飼育でのこけ取りのために飼育されていたエビです。

 

ビーシュリンプ
created by Rinker

 

このような香港産ビーシュリンプから交配を重ねて、日本人が生み出したエビがレッドビーシュリンプなのです。

 

当初は、CRS(クリスタルレッドシュリンプ)と呼ばれていたようです。

 

みなさんも、どこかで聞いたことがあるかもしれませんね。

 

種の固定化とは?

 

シュリンプブリーダーは、日々、様々な種類の異なるエビを交配して、新たによりきれいで、鮮やかで、特徴的なエビを作出する努力をしています。

 

その過程で、突然きれいで見たこともないエビが産まれても、そのエビは突然変異であったり、または偶然きれいなエビが産まれたとしか評価されません。

 

そのエビが、一つのブランドとして確立されるためには、種の固定化が必要となります。

 

固定化とは、A種のエビとA種のエビを交配したときに、必ずA種のエビが産まれることを意味します。

 

★枚方えび★
見たことがないエビが突然産まれたからといって、すぐに新たな種類のエビということにはならないんだよね。

 

このように、種が固定化したうえに、さらに市場でそのエビの価値が認められて初めてシュリンプとしてのブランドが確立することになるのです。

 

シュリンプのブランド確立は、多大な労力と時間を必要とすることは想像できるんではないでしょうか。

 

レッドビーシュリンプは、日本人が多大な労力と時間を使って、そして、シュリンプの市場でも認められた、日本人が誇るべきエビなのです。

 

★枚方えび★
では、レッドビーシュリンプの特徴を見ていこう。

 

レッドビーシュリンプのオスとメスはどう見分けるの?

 

レッドビーシュリンプのオスとメスの区別は、一般的には次の違いがあると言われています。

 

オスメス
腹部細長くてシャープ丸みがある
胸頭部平べったい丸み(厚み)がある
第2触覚長い短い
尾っぽ小さい大きい

 

レッドビーシュリンプのオスの特徴

レッドビーシュリンプのメスの特徴

 

そのほかにも、オスのほうがメスよりも活発に動くなどと言われたりします。

 

以上が、オスとメスの主な特徴ですが、はっきり言って、このような特徴を見分けて、オスとメスを正確に区別するのは非常に難しいです。

 

確実なことは、抱卵した個体がメスであるということです(あたりまえですが(^^))。

また、成熟し、抱卵経験のあるメスは腹部の丸みがより顕著になりますので、区別しやすいと思います。

 

腹部の発達したレッドビーシュリンプのメス

 

★枚方えび★
これくらい、お腹がふくらんでると、卵をもってなくてもメスだと分かるよね

 

僕は、オークションで出品するときも、オスとメスを確定して出品することは、ほとんどありません。

 

特に、オークションではメスが好まれますので、メスと確定するのは抱卵している個体か、すでに抱卵経験がある個体以外はメスと確定しないようにしています。

 

できるだけ大きな写真をのせて、入札する人に判断してもらったほうが、後々、トラブルも少ないですよね。

 

あと、成長したメスは卵巣が発達してきます。

 

卵巣は、頭部と腹部の境目くらいにかけて、黒いかたまりのようなものが見えてきますので、それを目印にメスと判断することがあります。

 

レッドビーシュリンプの大きさは? 寿命は?

 

レッドビーシュリンプは、産まれたばかりの稚エビは数ミリです。

 

非常に小さいですが、よく見ると肉眼でも十分に確認することができます。

 

その後、3か月くらいで2センチ程度の大きさまで成長し、これくらいの大きさになると繁殖できる大人になります。

 

そして、大きいもので3センチ程度まで成長する個体も出てきます。

 

 

★枚方えび★
これは、産まれて数日の赤ちゃんエビだよ。2ミリくらいかな~

 

寿命は、1.5年~2年程度と言われてます。

まとめ

いかがでしたか?

特にオスとメスの区別はレッドビーシュリンプを繁殖させたいと思っている人にとっては重要ですね。

 

▶レッドビーシュリンプは紅白柄の日本のエビ!
▶オスとメスの区別はお腹の丸みを見て判断するのが分かりやすい。
▶稚エビは数ミリ、最大3センチくらいまで成長する。