飼育用品を集める前に考えておいた方がいいことをまとめてみました。
レッドビーシュリンプを買いにペットショップに行く前にまず考えてみよう!
レッドビーシュリンプを飼おうと決めたらじっとしてられない、早くペットショップへ・・・・・・!
と急ぐ前に、ちょっと一息ついて考えてみましょう。
なんとなくペットショップで水槽を買って、フィルターを買って・・・・なんてことをすると後で後悔することも(^_^;)
簡単にやり直しができないからこそ、じっくり考えてから動き出しましょう!
レッドビーシュリンプを飼う目的を考えよう
何を言っているんだと思われるかもしれませんが、実はけっこう大事なことなんです。
飼いたいから飼う、きれいだから飼う、というのも立派な目的なんですが、例えば、
「リビングで2,3匹のきれいなエビをながめていたい。」
というのと、
「たくさん繁殖させてブリーダーになりたい。」
というのでは、準備に必要な飼育道具や環境、飼育に関する知識が全く異なります。
また、レッドビーシュリンプも生き物です。
「リビングで2,3匹のきれいなエビをながめていたい。」と思っていたものの、赤ちゃんがたくさん産まれた場合はどうするのかなども考えておかなければなりません。
増えたからといって、近所の川に簡単に流したりしていいものではありません。
流されたレッドビーシュリンプはおそらく生きてはいけないだろうし、飼育している生き物を自然にかえすのは生態系をこわしかねません。
飼育するからには責任をもって大切に育ててあげてください。
金魚や熱帯魚を飼うように、レッドビーシュリンプを気軽に飼育してみたい
通常、レッドビーシュリンプを飼い始めるきっかけとしては、このような理由が多いかもしれません。
ペットショップに行って、かわいいエビを見て、飼ってみたいと思うのは自然なことです。
また、このように新たにレッドビーシュリンプの飼育者が増えることはほんとうに喜ばしいことです。
このような皆さんは、ぜひ、次のようなことを考えておいてください。
まず、レッドビーシュリンプは、飼育環境が整っていて、オスとメスがいれば、メスは抱卵し、多ければ20~30匹の子どもを産みます。
その子どもがまた子どもを産んで・・・・
1年もたたずに100匹超えということも珍しくありません。
このように爆発的にレッドビーシュリンプが増えることを、「爆殖」といって、ブリーダーにとっては、非常に望ましい状況です。
ただ、このような事態を考えていないときは困ったことになるでしょう。
もらってくれる人(ペットショップ)がいる、水槽を増やす、オークションに出品するなど、いろいろ考えられるでしょう。
ぜひ、増えすぎたエビをどうするのかを必ず考えておいてください。
逆に、レッドビーシュリンプは、環境が整わなければ、すぐに死んでしまいます。
いわゆる「ポツポツ死」といって、レッドビーシュリンプが毎日1、2匹がポツポツと死んでいくという事態に悩む飼育者は少なくありません。
レッドビーシュリンプの飼育では、一般的に、水槽の大きさが大きいほど水質の変化が少なく、エビに与える影響も少ないので、安定して飼育できるといわれています。
水槽の大きさでいうと、小さくても30cmキューブ(30×30×30cmの水槽)以上で飼育している人が多いです。
★枚方えび★では60×30×36cmの水槽をメインに飼育しています。
水槽の大きさやその置き場所についても考えておきましょう。
レッドビーシュリンプのブリーダーになりたい
レッドビーシュリンプを飼育するからには、やはり爆殖させて、きれいなエビをつくって、それを売るというブリーダーにあこがれるかもしません。
ブリーダーになるためには、やはり複数の水槽を持つことは最低条件となります。
ブリーダーは、よりきれいはエビをつくることに日々努力しています。
きれいなエビは偶然生まれるものではなく、きれいな親どおしをかけあわせて、さらにその子どもの中からきれいな子どもをかけあわせて・・・といったことをします。
たくさん産まれたエビの中からきれいなエビを選ぶ作業を「選別」するといいますが、この選別を行い、繁殖を繰り返していくには、水槽の数が多ければ多いほど有利になります。
このようにブリーダーになるということは、複数の水槽を置く最低限のスペースが必要です。
多くのブリーダーは、ひとつの部屋をブリード専用の部屋にしていますし、マンションの一室を借りて、ブリードルームにしているブリーダーも珍しくありません。
ちなみに、★枚方えび★は、けっしてブリーダーではありません。
あくまでも趣味の延長でレッドビーシュリンプを飼育していますが、いつの間にかブリードルームで飼育するようになりました。
増えたエビをオークションに出してはいますが、世にいうブリーダーという域には達していません。
ブリーダーになるためには、環境面も費用面もなかなかハードルが高いですよ(^_^;)
家族の理解を得よう!
実は一番大事なことかも(笑)
これはレッドビーシュリンプに限らず、生き物を飼育する時ときは常にそうですが、やっぱり家族の協力は必要ですね。
ここでは、レッドビーシュリンプを飼育するうえでの注意事項を紹介しますね。
音が気になる
これは、金魚や熱帯魚を飼育するときも同じですよね。
エアポンプの音、エアストーンから出る空気が水をはじく音、フィルターから流れる水の音なんかです。
水槽を、リビングや寝室に置くときは特に注意が必要です。
電気代がかかる
レッドビーシュリンプは、非常に温度に敏感な生き物です。
低温には比較的強いのですが、高温には非常に弱く、水温が28度を超えると危険です。
最近は、夏の外気温が35度を超えることがよくあり、そうすると、水温は30度前後になってしまいます。
場合によってはエアコンをつけないといけないこともあるかもしれません。
水槽用のクーラーなんかもありますが、やっぱり電気代はかかりますよね。
レッドビーシュリンプだけのためにエアコンをつけ続けることに家族が理解してくれるか、あらかじめ理解を得ておく必要があるでしょう。
殺虫剤はNG‼
レッドビーシュリンプにとって、虫を殺すような殺虫剤の類は当然、死を意味します。
とはいっても、水槽にむかって殺虫剤を発射する人なんていないよ、と思うかもしれませんが、そんなあまいものではありません。
★枚方えび★では、かつてリビングに水槽を置いていたときに、家族が玄関で「蚊がワンプッシュで・・・」というスプレーをしたときに、遠く離れたリビングのエビの半分以上がもだえ苦しみ、死んでしまったという経験があります。
空気中に散布された殺虫剤が水面から溶け込んで・・・とあとから考えると想像はつくのですが、当時はそんなことは想定もしていませんでした。
近所の田んぼでまかれた農薬が・・・って話も聞きます。
殺虫剤に限らず、些細なことで家族に気をつかわせることになります。
ぜひ、家族の理解は得ておきましょう!
まとめ
はじめからブリーダーになりたいと思ってなくても、飼育するにしたがって、きれいなエビをつくりたい、選別のために水槽を増やしたいという欲が出てきます。
環境的にどの程度までなら大丈夫か、家族に迷惑をかけないかは今のうちに考えておいたほうがいいですよ。
▶温度管理はできるのか
▶音がうるさくても大丈夫か
▶家族の生活に影響はないか