▷レッドビーシュリンプの飼育に添加剤は必要?
▷添加剤にはどんなものがある?
レッドビーシュリンプの飼育に添加剤は必要か
添加剤は、人工的に作られたバクテリアやミネラルなどを定期的に添加することによって、レッドビーシュリンプを元気にしたり、水質を整えたり、稚エビの生存率を上げたりする役割があります。
実は、あった方がよいということで添加剤を紹介しますが、ブリーダーによっては余計なものは一切入れないという人もいるので賛否両論です。
特に、ソイルを栄養系ソイルにした場合は、添加剤なしでも飼育できますので、必ずしも必要ないかもしれません。
ただ、多くのブリーダーが添加剤を使用しているのは事実ですし、特に、初心者向きといわれている吸着系ソイルの場合は、添加剤は必要と考えています。
どの添加剤がいいか、これは非常に難しいですし、結論はないと思います。
というのも、そもそも飼育水が飼育者ごとにそれぞれ違いますし、その元となる水道水も地域によって成分が違います。
だから、結局、実際に使ってみて、自分にあうものを探すしかないんですよね~
ここで紹介するのもほんの一例ですし、使うか使わないか、使うならどれをどの組み合わせで使うか、試してみるといいと思います。
バクテリア
生物ろ過を促進し、水槽を素早く立ち上げたり、レッドビーシュリンプの飼育環境を整える働きがあります。
いずれもシュリンプ用のバクテリアで、稚エビの生存率アップなどの特徴があります。
水槽の立ち上げ時だけではなく、定期的に使用することによって、レッドビーシュリンプの飼育環境を整える働きがありますよ。
また、水槽の立ち上げ時に添加することによって、バクテリアの繁殖がよくなり、立ち上がりが早くなるという効果もあります。
水質調整剤
水質調整といっても様々な種類があり、必ずしもすべての水質中和剤(カルキ抜き)を使う必要はありません。
レッドビーシュリンプにとって塩素が入った水は有害であり、水素を除去する水質調整剤はありますが、浄水器などの水を使用するのであれば塩素中和剤(カルキ抜き)は必要ありません。
またソイルを使用するのであれば、多くのソイルがpH(ペーハー)を弱酸性で維持してくれますので、pH調整剤の類はあまり必要ないかもしれません。
自分に必要な水質調整剤を選んで使用しましょう。
水質調整剤の代表的なものにはミネラル添加材があります。
ミネラルは、水質改善のほかに、レッドビーシュリンプの脱皮不全を防止する働きもありますので非常に重要です。
そのほか、成長、繁殖促進などにはキトサン、フミン酸といった腐植酸が多く含まれた添加剤が出回っています。
また、レッドビーシュリンプの体色を鮮やかにする添加剤もあります。
赤の色揚げには、エビ、カニなどの甲殻類に含まれているアスタキサンチンが効果的であるとされていますし、白の色揚げにはカルシウムが有効です。
レッドビーシュリンプの体色は血統によるものも大きいので、添加剤でどの程度効果があるか不明ですが、多くのブリーダーはこのような添加剤を使って、きれいなエビを作る努力をしていることも事実です。
最近はシュリンプ用の水質調整剤が非常に多く販売されていて、どれがよいのか分からないというのが実感でしょう。
中には、本当に効いているのか?といった怪しいものもなくはありません。
多くのレビューやサイトで情報を集めながら、結局は自分で実際に使って判断していくしかないでしょう。
塩素中和剤(カルキ抜き)
塩素の中和のほかに、白にごり除去などの4つの調整剤が入った水質調整剤です。
非常に強力なカルキ抜きです。
こちらもカルキ抜きを含めた総合水質調整剤です。
ミネラル補給
多くのアクアリストが使用しているミネラル材です。
値段は高めですが、たしかな商品ですよ。
シュリンプ専用の水質調整剤で、各種ミネラル以外にもカルキの中和剤、ビタミンやなど多くの添加材を含む総合水質調整剤です。
おすすめの商品です。
こちらは、粉状のミネラルでミロネクトンといいます。
ミロネクトンは、数千万年前の海洋動植物が海底に積もり、長い期間微生物によって分解や代謝、再合成を繰り返してできた古代海洋腐植質といわれています。
何十種類ものミネラルを含んでいるとされており、レッドビーシュリンプにとっても非常に有効な添加剤です。
本品は天然の海水から、塩化ナトリウムと一部有害重金属を強制的に除去し有用なミネラル分を添加したリキッドです。
色揚げ添加剤
エサに色揚げ成分が含まれていることも多いのですが、添加剤にも色揚げに有効な商品が発売されています。
こちらは赤の色揚げですよ。
こちらは白の色揚げ ですよ。
白の色揚げにはカルシウムが有効といいましたが、これはカルシウム添加剤です。
海水専用となっていますが、レッドビーシュリンプにも使用できますよ。
ただし、僕は規定量より少なめで使用しています。
1週間に1回程度で少量使用するだけなので、すごく長持ちします。
抱卵促進剤
レッドビーシュリンプの繁殖を目的とした場合、このような抱卵促進剤を使用することがあります。
抱卵促進剤は水槽内に添加すると、「抱卵の舞」というオスがメスを追いながら水中内を舞う行動を起こします。
抱卵促進剤には高濃度のキトサンが含まれており、レッドビーシュリンプにとってもかなり刺激のある添加剤なので、★枚方えび★で使用する時でも規定量よりかなり少なめで使用しています。
最近、容器が変わったみたいで、写真のようなワンプッシュのものになりました。
以前は、スポイト付きの小型の瓶に入ったもので、店によってはまだその容器で販売しているところもあるようです。
個人的にはスポイトの方が使いやすですね。
まとめ
添加剤にはいろんな効能がありますが、必ずしも必要というものではなく、一切使用しなくても飼育は可能です。
また、不必要なものを与えると、逆にレッドビーシュリンプに悪い影響を与えるかもしれません。
飼育して、様子を見ながら与えていきましょう。
▶添加剤は、飼育しながら少しずつ試していこう
▶与えすぎると逆効果も