▷流木や石を置くときに気を付けることは?
▷ネット(網)はどんな種類がいい?
あった方がよい編の最後に流木や石、ネット(網)の紹介です。
あった方がよいと言っておきながら、流木や石は「あったら便利」くらいかもしれません。
アクアリウムでのレイアウトに、この2つのアイテムは必須ですが、レッドビーシュリンプの飼育ということだけで考えるとなくても全然不都合はありません。
ただ、水草を活着させたりと使い方はいろいろです。
できれば流木か石は設置したいですね。
流木・石
アクアリウムのレイアウトグッズとして、流木や石は欠かせないアイテムです。
これらのアイテムがあると、水槽の見た目が華やかになりますし、水草を活着されば自然に近い飼育環境を手に入れられます。
また、レッドビーシュリンプの飼育水槽に流木や石を置くと、その陰にレッドビーシュリンプが隠れたりと、エビにとってもよい環境になります。
ただし、やはり場所をとりますので、大きすぎる流木や石は入れないように気をつけましょう。
あまりに大きな流木や石を入れると、メンテナンスのときに大変ですし、エビを選別したり、移動させたりしたいときには、これらのアイテムが大きすぎて邪魔になることがあります。
★枚方えび★では、60cm水槽であればどんなに大きくても幅20cmの長さまでの流木にしています。
フィルターや水草を入れるスペースを考えた場合、それくらいの大きさがいいと思います。
もし、レッドビーシュリンプの飼育とともに本格的な水草水槽も考えているのであれば、この大きさにこだわる必要はありません。
ただし、レッドビーシュリンプの管理とともに、水草の管理もあるので、メンテナンス面でいろいろ工夫が必要になってきます。
もし、レッドビーシュリンプの飼育も水草水槽も、いずれも経験がないのであれば、メインをどちらかにしぼっていただいたうえで、初心者コースから始めましょう。
最後に止水域の話をします。
止水域とは、水槽内で全く水が流れていない領域で、この領域内では新鮮な水が入ってこないため、雑菌が繁殖し、レッドビーシュリンプにとって、好ましくない環境が生じます。
水槽内をレイアウトするときには、このような止水域がないか考えながらいろんなアイテムを設置してください。
特に、空洞のある大きな流木を水の流れを考えずに安易に設置すると、その空洞部分が止水域となって雑菌の繁殖地帯となります。
雑菌が繁殖すると、稚エビはもちろん、大人のエビも死に至ることもありますので、アイテムの大きさや向き、形状など気をつけて下さい。
ネット(網)
ネットは、エビを移動させたり選別したりするのに必要となります。
ネットの大きさと持ち手の長さに気を付けて選びましょう。
持ち手の長さは、時に短すぎると水中に手をつけてエビを掬うことになりますが、手を必要以上に水中に入れるのはよくありません。
手についた雑菌がレッドビーシュリンプにとってよくないからです。
よって、手が入らないような長さのネットをお勧めします。
ネットの大きさですが、★枚方えび★では2種類のネットを使用しています。
一つは大きめのネットで、多くのエビを掬うためのものです。
これは、エビの移動などで使用します。
このネットは、持ち手は短いですが、網の部分が非常にやわらかく、エビも傷つけませんしオススメです。
もう一つは小さめのネットで、こちらは1匹ずつすくうためのもので、主に選別のために使用しています。
こちらのネットは、持ち手も長く、エビの選別にも十分使用できるタイプのものです。
ネットはほかにもいろいろありますので、自分にあったネットを選んでみて下さい。
▶流木や石には水草を活着させられる
▶流木や石はレッドビーシュリンプの隠れ家になる
▶止水域には要注意
▶ネットは水槽の深さを考慮して、持ち手の長さを選ぶこと
▶大小2種類のネットがあれば便利