最近、タイガー系シュリンプが大流行といった感じです。
ヤフオクで出品個体を見ましたが、様々な種類のタイガー系シュリンプが出品されていました。
僕自身も、レッドビーシュリンプのほかに「太極」というタイガー系シュリンプを飼育しています。
実はこの「太極」というシュリンプは、太極を作出した人しか名乗ってはダメみたいで、他人が太極×太極で次世代の太極が産まれても、それを「太極」ということはできないんです。
だから、ヤフオクでは「タイガービー」だったり「太極F1」などと記載されています。
聞くところによると、「太極」はゴールデンアイシュリンプ とレッドビーシュリンプを掛け合わせたもので、同じく「レガリア」というタイガー系シュリンプはファンシー系のブラックダイヤモンドとレッドビーシュリンプを掛け合わせたものらしいです。
たくさんのタイガー系シュリンプの中で、僕が「太極」を選んだのは、その迫力というか、重厚さみたいなものが他のタイガー系シュリンプよりも際立っていたという直感です。
ただ、初めて見た「太極」がそのような印象だったわけで、「太極」と「レガリア」を区別しろと言われたら自信はありません。
さて、タイガー系シュリンプの登場によってシュリンプの世界が盛り上がるのは非常に喜ばしいことですが、あまりにも多くの種類のタイガー系シュリンプが出てきており、またその呼称があったりするので、これは新種のエビか?と思ったりするのですが、実際のところよく分からないのが実情です。
出回っている多くのタイガー系シュリンプは、何らかのタイガー系シュリンプとレッドビーシュリンプを掛け合わせているようなんですが、その種が固定化しているかも実際のところよく分かりません。
⇓固定化についてはここを見てね
▷レッドビーシュリンプってどんなエビ?▷どこを見ればオスとメスが区別できるの?▷レッドビーシュリンプの大きさと寿命は? いまや、ペットショップでもよく見られるレッドビーシュリンプ。 レッドビーシュ[…]
それに実際、すこしタイガー柄が入っているものの、よく見てみないとレッドビーシュリンプとそれほど変わらない柄のシュリンプもあったりします。
おそらく、呼称をつけることに制限はなく、珍しい柄であればそのエビを「○○」という名前をつけてブランド化することも可能なのかもしれません。
また、「タイガービー」という呼称は、タイガー系シュリンプの総称だとすれば、これはおよそブランドと呼べるものではなく、タイガー系雑種のシュリンプはすべて「タイガービー」と呼べることにもなります。
このように乱立するタイガー系シュリンプは、飼育する側の見る目の能力が求められますし、これから参入する初心者に対しては適切な説明が求められる気がしています。
いろいろ考えていると、やっぱりレッドビーシュリンプは偉大なシュリンプだな~と思うわけです。