レッドビーシュリンプの稚エビの生存率アップの方法とは?

▶レッドビーシュリンプの稚エビがいつの間にか消えていた・・・
▶稚エビが死んでしまう原因を教えて
▶どうすれば稚エビの生存率がアップするの?

 

レッドビーシュリンプの稚エビが産まれて喜んでいたら、いつの間にか稚エビがいなくなっていた・・・という経験はありませんか?

 

せっかくメスが抱卵して楽しみにしていたのに・・・

 

稚エビが生き残らなければ個体は増えていきませんし、なにより稚エビがいなくなったときの悲しい思いはしたくないですよね。

 

爆殖を目指すには稚エビの生存は必要不可欠ですので、頑張って稚エビを守りましょう!

⇩稚エビがたくさん!(ホワイトビーシュリンプ)

 

稚エビが死んでしまう原因

 

稚エビが死んで、いなくなってしまう原因はいろいろ考えられ、どれが原因かは判断が難しいと思います。

 

思い当たるものがあればひとつずつ改善してみてください。

 

エサが不足している

 

多くの場合、このエサ不足が原因であると考えられています。

 

エサは、産まれたから1~2週間程度の初期段階と、その後の段階で区別できます。

 

稚エビの初期段階のエサ

 

稚エビの場合、産まれてからしばらくの間は、タブレットフードなどの大人のエビが食べるようなエサは食べません。

 

水中の微生物が稚エビのエサになります。

 

微生物は肉眼では見えませんが、目安となるのがケンミジンコの存在です。

 

水中をじっと見ていると、1ミリにも満たないような白い小さな生き物がソイルの粒の間や水槽の壁にくっついているのを見たことがありませんか?

 

あれがケンミジンコです。

 

ケンミジンコは甲殻類の仲間で、稚エビと同じ水中の微生物をエサとしています。

 

よって、ケンミジンコが繁殖しているということは稚エビのエサである微生物がいると判断できるわけです。

 

初期の稚エビが生き残るための飼育環境は、ケンミジンコがいるかどうかが一つの目安になるでしょう。

 

初期段階で稚エビが消えてしまう場合は、このケンミジンコが水槽内にいるかを確認してみてください。

 

ケンミジンコがいない水槽は稚エビのエサが不足する可能性がありますし、バクテリアがうまく生息していない可能性もあり、大人のエビのポツポツ死にもつながる可能性もあります。

 

バクテリアがうまく繁殖していない原因を探し、稚エビが生息できる環境を早急に整える必要があるでしょう。

 

初期段階以降の稚エビのエサ

 

初期段階を過ぎると、親エビと同じくタブレットフードを食べることができます。

 

目測で3ミリ程度になればタブレットフードを食べる姿を見ることができます。

 

しかし、この段階でもエサ不足の不安があります。

 

タブレットフードのを一粒、水槽内に入れると多くのレッドビーシュリンプが集まってきて、いわゆるエビ団子になり元気な姿を見て満足することでしょう。

 

でもよく見てみると、稚エビが本当にタブレットフードを食べることができているでしょうか?

 

多分、満足には食べることができていないと思います。

 

だから、エサ不足にならないために稚エビにエサが行き届くようにしなければならないわけです。

 

そこで登場するのが、稚エビ用のエサです。

 

稚エビ用のエサは、粉タイプのエサで広く隅々までエサがいきわたります。

 

稚エビフード
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ただ、注意しなければならないことは粉タイプのエサは水槽のいたるところに散らばるので水を汚してしまうということです。

 

この粉タイプをのエサを与えすぎると逆に水質悪化につながり、そのために稚エビが死んでしまう可能性もあります。

 

この加減が非常に難しく、少なすぎず与えすぎずという調整をしなけれななりません。

 

★枚方えび★では稚エビは5mm以上に育てることで生存率がアップするような気がしています。

 

何とか5mm以上を目指して頑張りましょう!

 

隠れ家が不足している

 

稚エビはただでさえ小さい存在です。

 

大人のエビと一緒に水槽の中で、多くのストレスがあることでしょう。

 

踏みつぶされそうになったり、追いかけまわされたり・・・・

 

エサも大人と取り合っても、満足に食べることができない・・・

 

せめてゆっくりできる場所がほしい・・・と思いませんか?

 

これまで、★枚方えび★での爆殖水槽は漏れなくモスジャングルといわれるウィローモスが水槽内に生い茂った環境でした。

 

確かに、見た目はよろしくない水槽でしたが、レッドビーシュリンプの繁殖率はびっくりするほど高かったです。

 

稚エビも抱卵のメス個体もゆっくり過ごせる環境は大事だと思っています。

 

無農薬 ウィローモス
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ミネラル不足

 

レッドビーシュリンプは、脱皮によって大きくなっていきます。

 

脱皮をするためには水槽内のミネラルが十分にないといけません。

 

ミネラル不足だと脱皮がうまくできずに、脱皮不全になることもあります。

 

特に稚エビのころは多くの脱皮をして大きくなっていきますので、ミネラル不足とならないように注意しましょう。

 

 

濃縮天然ミネラル液 ミネリッチアクアーレ
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水質悪化

 

これは、稚エビだけに影響する話ではありませんが、水質悪化は稚エビにとっては即、命とりの原因となります。

 

抱卵したメスは25日前後で孵化し稚エビが産まれますので、それまでにフィルターの掃除は是非すませておきましょう!

 

稚エビ生存率アップの方法とは?

 

稚エビ生存率アップの方法は、結局のところ、稚エビの死因を除去していく方法が一番の近道です。

 

エサ不足を解消する

 

すでにお話したように、初期段階の稚エビのエサは水中の微生物ですが、ある程度大きくなってきた場合はエサを十分に与えなくてはなりません。

 

しかし、与えすぎては水質が悪化し、逆に稚エビが死んでしまう危険性があります。

 

水質が悪化しない程度に稚エビに十分エサを与えるという難しい判断が必要になります。

 

特に稚エビにいきわたるような粉末状のエサは、水槽全体に散らばってしまうため水を汚しやすいという欠点もあります。

 

そこで考えられるエサとして、固形のエサなのですが水中である程度ばらけてくれるエサを与えるのがおススメです。

 

 

このエサは、レッドビーシュリンプがつつくとエサが粉になって周囲に散らばっていき、周囲の稚エビにもいきわたる便利なエサです。

 

ただ、このエサでも水槽全体にいきわたるわけではないので、1週間に1回程度は粉状のエサも与えています。

 

そして、さらに★枚方えび★では動物性のエサを通常よりも多めに使用します。

 

動物性のエサは植物性のエサよりも水を汚しやすく注意しなければならないのですが、稚エビの段階で高たんぱくな動物性のエサを与え、5mm程度までの成長を促すようにしています。

 

ある程度の大きさになって、大人エビと一緒にエサを食べることができるようになりましたら植物性のエサでじっくり育てることにしています。

 

また、バクテリア粉である「スーパーBee MAX」を毎日与えています。

 

 

少々与えすぎても水は汚しませんし、稚エビがついばんでいる様子も目にします。

 

栄養面でエサ代わりにはならないと思いますが、稚エビの生存率アップの効果はあると思います。

 

ケンミジンコが生息する水槽をつくる

 

初期段階の稚エビの生存率をアップさせるには、ケンミジンコが生息している水槽をつくりましょう。

 

ケンミジンコが生息する環境は、水槽の立ち上げ段階でじっくり水つくりをしましょう。

 

時間をかけて水つくりをすれば、かならずケンミジンコが発生します。

 

その際にはケンミジンコのエサとなる微生物を発生させるために、バクテリア粉を入れたり、また栄養系ソイルを使用することでも容易となります。

 

そして、ケンミジンコが発生した後でも、これらが死滅してしまわないようエサを与えすぎない、フィルターの掃除をこまめにするなど水質悪化を防ぐように努めてください。

 

隠れ家不足を解消する

 

ぜひ、水槽内に多くの隠れ家を作ってあげてください。

 

隠れ家は、流木や石、水草などが考えられます。

 

隠れ家をつくる際には止水域ができないように注意してくださいね。

 

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ミネラル不足を解消する

 

ミネラルは定期的に規定量を与えていれば大丈夫です。

 

ミネラル不足は親エビにも影響するので、稚エビがいなくても普段の飼育でも定期的に添加してあげてください。

 

多少多めに入れてもレッドビーシュリンプにそれほど悪影響はありませよ。

 

まとめ

 

何もしなくても稚エビが育つ水槽もあれば、理由もわからずに稚エビがいなくなってしまう水槽もあります。

 

原因は一つの場合もあれば複合的な場合もあります。

 

いたずらに水槽に手を加えることはおすすめできませんが、思い当たることがあれば改善してみましょう。

 

▶稚エビの死因の多くはエサ不足
▶稚エビのために隠れ家を作ってあげよう
▶ミネラル不足はレッドビーシュリンプ全体に悪影響