▷砂利とかはダメ?
▷ソイルの種類と特徴を教えて
レッドビーシュリンプの底床はソイル一択!
ソイルの特徴とは?
レッドビーシュリンプの飼育にはソイルがいいって聞いたことがあるかもしれません。
でも、ソイルって寿命もあるし、交換しなきゃならないし、めんどくさいと思いますよね。
できれば交換しなくてもよい底床があればいいなと思ったりしますが、それでもやっぱりソイルを選ばないといけないのか考えてみたいと思います。
▷吸着系ソイルにはどんな商品があるか教えて▷ハイブリッドソイルにはどんな商品があるか教えて 吸着系ソイルの紹介です。 ⇓ソイルの特徴や栄養系ソイルについてはこちらをどうぞ。[sitecar[…]
▷栄養系ソイルにはどんな商品があるか教えて ソイルの最終回は栄養系ソイルの紹介です。 上級者向けと言われる栄養系ソイルですが、どんな特徴があるかみてみましょう。 ⇓ソイルの特[…]
レッドビーシュリンプの飼育にソイルを使う理由
アクアリウムでは、砂や砂利、大磯砂など、いろんな底床がありますが、初心者がレッドビーシュリンプを上手に飼育したいと思うのならソイル以外の選択肢はありません。
理由の1つに、ソイルが、水槽の水をレッドビーシュリンプが好む弱酸性(pH6.5前後)にする働きをしてくれるからです。
これがあるだけでも、水質管理が非常に楽になります。
★枚方えび★でもすべての水槽がソイルですが、それゆえ、あまりpH(ペーハー)の数値は気はしていません。
また、今まで、pHが原因で水槽の調子が悪いと感じたこともありません。
ただ、飼育初期のころはpHの数値を測っていました。
単に興味で測っていたり、ソイルの違いで、pHはどれくらい変わるのだろうといったことから測っていただけで、ソイルを使っている限り、pHが大幅にアルカリ性に傾くようなことはありませんでした。
そんな経験もあって今は測っていないというのもありますね。
ただ、これはレッドビーシュリンプを通常のレベルで飼育するにあたっての話であり、高グレードのエビを作出するには、pHは〇〇の数値が最適だといったことがあるかもしれません。
そこは、これから皆さんが試行錯誤で研究してみてください。
飼育環境を研究することも、レッドビーシュリンプの魅力の一つですね。

レッドビーシュリンプの飼育にソイル以外の底床(砂利・大磯砂など)は使用できない?
ソイルは1年前後で寿命を迎えますので、1年ごとにソイルを交換する「リセット」という作業が必要になります。
これって、結構大変ですよね~
できればやりたくないですよね。
交換のいらない砂利や砂でできれば飼育したいと思っている人もいると思います。
結論からいうと、ソイル以外を使用してレッドビーシュリンプを飼育するには、初心者の人には難しいと思います。
実は、僕も同じことを思ってソイル以外の底床を使ってみたことがあります。
使った底床はネオコール。
ネオコールは、吸着性に優れた炭化物とセラミックスとからできている機能性複合材料で、アクアリウム用品でもないんですけどね。
吸着力に優れているというだけでレッドビーシュリンプの飼育に使えるのではないかという浅はかな考えだったのでうまくいきませんでしたけど(笑)
ただ、砂利や大磯砂(おおいそずな)でも不可能というわけではありません。
添加剤等でpHの調整をしたり、栄養分を添加したりすることでレッドビーシュリンプに最適な飼育環境を整えれば可能です。
ただ、初心者にはハードルは高く、リセットの手間を考えても、最初はソイルを使用することをお勧めします。
レッドビーシュリンプ飼育のためのソイルとは?
ペットショップに行くと、多くの種類のソイルが置いています。
おそらく初めての人はどれを選べばよいか迷うことと思います。
ここではソイルの主な特徴をご紹介します。
栄養系ソイルと吸着系ソイルの主な特徴を知ろう
一般的に、ソイルは栄養系と吸着系に分類されたりします。
明確にソイルのパッケージにこのような記載があるわけではないのですが、レッドビーシュリンプを飼育するには知っておいて損はありません。
簡単に言ってしまうと,吸着系はソイルがエビにとって害となる余分な成分を吸着してくれるので、水槽の立ち上がりが早く、また水槽の水もピカピカになります。
ただし,栄養分はあまりないため,添加剤等で栄養を補給する必要が出てきます。
また、吸着能力は永遠に続くわけではなく、限界を迎えると吸着しなくなり、一気に水質悪化、レッドビーシュリンプによくない飼育環境が突然訪れます。
これをブレイクと呼んだりしますが、ブレイクが訪れると、最悪、エビのポツポツ死もあります。
一方、栄養系はレッドビーシュリンプ(特に稚エビ)に必要な栄養分を豊富に出してくれますが、立ち上げ当初は大量のアンモニアを発生させるため、水槽の立ち上がりが非常に遅いという特徴があります。
栄養系ソイルは、シュリンプ用ソイルというよりも水草用ソイルといえます。
水草は成長のために多くの栄養を必要としますので、そのソイルにも多くの栄養が含まれているんです。
その栄養がレッドビーシュリンプの稚エビの成長にも役立っているわけです。
ただ,栄養分が多いので,水はピカピカではありませんし,コケも生えやすく、換水も頻度もどうしても多くなります。
栄養分も永久に放出するわけではなく、一定の期間で尽きてきます。
また、吸着系と栄養系の中間のソイル(吸着系に栄養分を添加したハイブリッドソイル)というのもあります。
ソイルの色・サイズ
ソイルには、ブラックやブラウンなど色の違いがありますが、色の違いだけでレッドビーシュリンプに与える影響は変わりません。
また,同じブラックでも、ソイルの種類によって微妙にその黒さは異なります。
一般的に、レッドビーシュリンプにの飼育には、黒色のソイルが好まれるようです。
その方が、レッドビーシュリンプの赤と白がよく映えますので(^^)/
また、ソイルには、その粒の大きさによってノーマルタイプやパウダータイプなどの種類があります。
なかにはスーパーパウダーといった分類もありますが、これはパウダータイプよりもより細かい粒になります。
ノーマルタイプの方が、ソイルのどおしの隙間が多い分、より通水性がよいのですが、レッドビーシュリンプを飼育する場合、隙間に稚エビがはさまったり埋もれたりすることがあります。
ただ、通水性がいいので、底面フィルターでソイルをしようする場合は、粒の大きいノーマルが断然おすすめです。
パウダータイプだと底面フィルターが目詰まりを起こしてしまう可能性が大です。
また、ノーマルタイプでは、ソイル内の有害物質が水槽内の水に漏れ出ることもあるので、ノーマルタイプの上にパウダータイプを薄く敷いて使用することが多いです。
これで稚エビが埋もれることも回避できます。
値段はパウダータイプの方が高価ですよ。
まとめ
ソイルの特徴を紹介しました。
初心者の方は、まずはソイルを使用して飼育を始めてみましょう。
▶ソイルには吸着系と栄養系、その中間のハイブリッドソイルなどがある。
▶吸着系は立ち上がりが早く、きれいな水をつくることができる
▶栄養系は立ち上がりに時間がかかるが、稚エビに必要な栄養分が豊富