▷レッドビーシュリンプの飼育には、ソイルがいいって聞いたけど本当?▷砂利とかはダメ?▷ソイルの種類と特徴を教えて 今回は水槽の底に敷く土(ソイル)のご紹介です。 多くのブリーダーが、レッド[…]
▷吸着系ソイルにはどんな商品があるか教えて▷ハイブリッドソイルにはどんな商品があるか教えて 吸着系ソイルの紹介です。 ⇓ソイルの特徴や栄養系ソイルについてはこちらをどうぞ。[sitecar[…]
栄養系ソイルの紹介
栄養系ソイルは、吸着系ソイルほどの不純物の吸着能力はありませんが、水中に栄養分を放出するため、その栄養分がレッドビーシュリンプの成長に(特に稚エビ)役立ちます。
ただ、水槽の立ち上げ時は大量のアンモニアを放出するため、レッドビーシュリンプはすぐに投入することはできず、また、多くの栄養分があるためコケもたくさん発生し、水は吸着系ソイルのように透明というわけにはいきません。
栄養系ソイルの代表格は何といってもアマゾニアです。
アマゾニアは水草用のソイルで、水草にとって豊富な栄養分が稚エビの成長にもよいことから、ブリーダーにも長く使用されています。
あまりにも豊富な栄養分ゆえに初心者向きではないと言われていますが、うまく使いこなせれば爆殖も夢ではありません。
吸着系ソイルとの組み合わせて使用しているブリーダーも多く、シュリンプ用ソイルが数多く出ている今でも、その地位は健在です。
ロットによって異なる特徴をみせるため、くせのあるソイルですが、試す価値は十分にあります。
ただ、ネットでの販売はやっていないので、メーカーのADAの販売特約店で購入する必要があります。
アマゾニアほど激しくはない印象ですが、立ち上げ直後はガッツリとアンモニアが発生します。
★枚方えび★では最近、 このソイルをよく使っています。
シュリンプ専門店である紅蜂シュリンプの栄養系ソイルです。
紅蜂ブラックソイルにミネラルを配合したソイルで、吸着系ブラックソイルとは異なり、すぐには水は透明になりません。
立ち上がりに時間がかかるのは、栄養系の特徴でもあります。
吸着系ソイルであるプラチナソイルの販売メーカーであるJUNの栄養系ソイルです。
実は、JUNからはマスターソイルという商品が出ていますが、マスターソイルは吸着系ソイルになります。
今回、紹介するのはその後、栄養系ソイルとして出たマスターソイルネクストという商品です。
メーカーのホームページには栄養系ソイルとの記載がありますが、アマゾニアほどのくせはなく、水も早ければ数時間で透明になります。
ただ、すぐにレッドビーシュリンプを投入するのは難しいと思われますので、栄養系ソイルとして、ゆっくり立ち上げるのがいいと思います。
初心者でも使いやすい栄養系ソイルだと思います。
他のソイルとは異なり、ノーマルやパウダー、スーパーパウダーであっても値段はほとんど違いはありません(2020年8月時点)。
GEXからは「シュリンプ一番サンド」という吸着系ソイルが発売されていますが、水草一番サンドは水草のための栄養が豊富な栄養系ソイルです。
ただ、数時間で水は透明になりますし、レッドビーシュリンプの即投入は難しいと思いますが、吸着能力も高いので、ハイブリッドソイルに近いかもしれません。
まとめ
栄養系ソイルは、吸着系ソイルやハイブリッドソイルに比べて種類はそれほど多くありません。
栄養系ソイルはシュリンプ用ソイルというよりは水草用ソイルですので、扱いづらいとも言われています。
また、栄養分はソイルによって異なりますので、栄養系ソイルに興味がある人は試してみることをおすすめします。
立ち上がりに時間がかかりますが、時間をかけてじっくり飼育する準備ができるのであれば、うまくいけば稚エビも育ち、爆殖も可能です。
▶栄養分の放出量はソイルの種類によって異なり、ハイブリッドソイルに近いソイルもある