レッドビーシュリンプを飼う目的によって飼育数も変わる?
皆さんがこれからレッドビーシュリンプを飼育するのであれば、どのような目的で飼育するのでしょうか?
これって、飼育道具をそろえる前に考えておいた方がいいんですよね~(^^♪
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たとえば、リビングで鑑賞目的で飼育する場合は、あまりに多くのレッドビーシュリンプがいたら鑑賞目的にはならないでしょう。
一方で、繁殖目的の場合は多すぎても少なすぎても難しいかもしれません。
後々に稚エビが産まれることも考えておかなければなりません。
もしかしたら、とにかくたくさん飼育したいという人もいるかもしれません。
こんなことを考え出すと、何匹まで飼育できるかというのも難しい問題ですよね~。
レッドビーシュリンプの最適な飼育数は?
最適な飼育数は一概には言えないんですが、僕のこれまでの感覚的を含めてお話をしていきます。
レッドビーシュリンプは見かけによらず、たくさんのエサを食べて、たくさんのフンをして水を汚します。
そうすると、水の汚れだけでいえば飼育数は少なければ少ないほど水は汚れないということになります。
観賞用であれば少なくてもいいかもしれませんね。
ただし、繁殖目的であればそれなりに飼育数も必要になります。
当然、オスとメスがいなければ繁殖もしません。
また、オスとメスがいても、あまりに大きな水槽で数が少なければ、オスとメスの出会うチャンスも少なく、交尾をしないかもしれませんよね。
僕が水槽を立ち上げたときの飼育数は次のとおりです。
●30cmキューブ 15匹~20匹
●60cm水槽 30匹~50匹
繁殖目的であれば、オスとメスの割合を考えてこの飼育数で始めています。
ただ、うまく繁殖すると稚エビがたくさん産まれ、たくさんの数になります。
追加の水槽を用意しておく必要もあるでしょう。
飼育水の汚れのことを考えると、飼育数は少なければ少ないほど水が汚れないのは確かです。
ただし、飼育数が少ないとエビの活性が上がらないというデメリットもあります。
ある程度の飼育数がいればエサを与えたときには多くのエビが集まってきて、たちまち「エビ団子」という状態になります。
飼育数が少ないと、エサを入れてもエビはほとんど反応せずに素通りということも珍しくありません。
これは水中のバクテリアの影響だと考えています。
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生物ろ過においては水中のエサの残りやレッドビーシュリンプの排泄物がバクテリアによってアンモニア→亜硝酸→硝酸塩へと変化していくわけですが、生体が少なければエサも排泄物も少なく、なかなかバクテリアが発生する環境が整わないと考えられます。
水量に比べて生体の数が極端に少ないと、見た目の水はきれいですが、バクテリアがなかなか繁殖しないのでレッドビーシュリンプの活性が一向に上がってこないのです。
レッドビーシュリンプに飼育に適した環境とは適度に飼育水が汚れる環境、すなわち適度な排泄物があり、それを分解するバクテリアが繁殖している状況だといえます。
でも、どうしてもオスとメスのペア2匹だけで飼育したいといった場合は、★枚方えび★では次のような隔離ネットを水槽内に浮かべて、20~30匹を入れています。
別水槽がなければできないやり方ですが、水槽全体の活性を上げたいのであれば、ある程度の飼育数があった方がエビも全体的に元気な様子が見れると思います。
レッドビーシュリンプは何匹まで飼育できる?
では、どのくらい多くのレッドビーシュリンプを飼育できるでしょうか。
どの程度の数を買うことができるかは、やはり飼育環境によるところが大きいです。
その中でもろ過能力がどの程度あるのかというのが一番大きな要素になります。
ろ過能力を大きく左右するのは当然フィルターですので、ろ過能力の高いフィルターほど多くのレッドビーシュリンプを飼育できるといえるでしょう。
どのくらいの数を飼育できるかといえば、30cmキューブでも100匹以上は可能ですし、60cmだと300匹を超えても飼育することも可能です。
実際、稚エビを含めると500匹を超えているであろう水槽でも問題ありませんでした。
ただ、飼育が可能であるということと、レッドビーシュリンプにとって適切な飼育数がどの程度であるかということは別問題です。
もし、これから飼育を始めるというのであれば、先ほどの話のとおり30cmキューブであれば15匹~20匹、60cm水槽であれば30匹~50匹を試してみて下さい。
たとえ、稚エビがたくさん産まれても、新たな水槽を立ち上げるなど対応可能な数だと思いますよ。
▶60cm水槽であれば100匹以上は飼育可能
▶これから飼育を始めるのなら、30cmキューブで15~20匹、60cm水槽で30~50匹