★枚方えび★流! レッドビーシュリンプの梱包方法

▷★枚方えび★でレッドビーシュリンプを購入したらどのように送られてくるの?
▷オークションでレッドビーシュリンプを出品したいから梱包方法を教えて!
当サイトからレッドビーシュリンプの購入に関するお問合せをたくさんいただいており、本当にありがたいことです。

 

ネット等でレッドビーシュリンプを購入した経験がない方は、どんな形でエビが送られてくるのか不安な人もいるかもしれません。

 

また、オークションに出品したいけど梱包方法が分からないといった方もいるでしょう。

 

今回は、レッドビーシュリンプの梱包方法の徹底解説です!
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準備するもの

 

梱包にあたって準備するものは次のとおりです。

 

●エビを入れるビニル袋
●足場となる水草またはネット
●発泡スチロール箱
●新聞紙
●保冷シート(任意)
緩衝材(ぷちぷち)(任意)
●カイロまたは保冷剤

ビニル袋

レッドビーシュリンプを入れるビニル袋ですが、必ず熱帯魚等を入れるためのビニル袋(フィッシュバッグ)を準備してください。

 

 

熱帯魚用のビニル袋は通常のビニル袋と違い、袋の底がUの字型をしており、生体が袋の角に挟まれないような工夫がされています。

 

 

フィッシュバッグのサイズはいろいろあるのですが、★枚方えび★で使用しているのは横200×縦470mmのサイズです。

 

この大きさだと80サイズの発泡スチロール箱にぴったりですし、レッドビーシュリンプも50匹までくらいなら全く問題なく発送できる大きさです(100匹発送も経験済み)。

 

足場となる水草またはネット

これらはレッドビーシュリンプがつかまることのできる足場の役割をします。

 

レッドビーシュリンプは、目的地までの道中は車の中で揺られながら過ごしますが、水中につかまることのできる足場がないと泳ぎ疲れて体力を消耗してしまいます。

 

水草やネットはレッドビーシュリンプに足場を用意してあげ、体力消耗を防ぐ重要な役割となります。

 

足場はレッドビーシュリンプには必要ですが、メダカなどの魚の場合は決して水草等は入れないでください。

 

逆に泳ぎの邪魔になってストレスですし、魚に傷をつけてしまう可能性が高いからです。

 

水草はウィローモスがおすすめです。

 

ただし、水草にはゲジ(ミズムシ)などの歓迎されない虫がついていることがあります。

 

こういったことを避けるために、つかまるためのネットを代わりに入れてもよいです。

 

おすすめは、ダイソーの「水切りネット」。

 

70枚入って110円ですからお得です。

 

しかも、★枚方えび★ではこのネットを4分の1に切って使用していますので全然減りません。

 

エビもつかまりやすいのでいいですよ!

 

 

 

発泡スチロール箱

発泡スチロール箱は保温性に優れていますので必須アイテムです。

 

段ボール箱は使わないようにしましょう。

 

★枚方えび★で使用している発泡スチロールボール箱は、横340×縦250×高さ190mmの大きさで合計78cmですのでヤマトで発送する際は80サイズになります。

 

 

その他

そのほかにも新聞紙や保冷シートなど、すべて保温のために準備すべきものですので、外気温によって調整してあげてもよいでしょう。

 

★枚方えび★では、最初のころはエビの入った袋を新聞紙で巻いていましたが、最近は必ず保冷シートとぷちぷちで巻くようにしています。

 

やはり温度変化に弱いレッドビーシュリンプですので、保温対策には気を使ってあげたいところです。

 

梱包手順

 

では、具体的に梱包の手順を説明していきましょう。

 

レッドビーシュリンプをプラケースに移動させる

細かい話ですが、ビニル袋に水を入れる前にレッドビーシュリンプをプラケース等に隔離しておきましょう。

 

ビニル袋に水を入れた後にレッドビーシュリンプの選別することになると、水を入れたビニル袋の置き場所に困りますので、あらかじめエビは隔離しておいた方がやりやすいと思います。

 

ビニル袋に水を入れる

それでは、ビニル袋に水を入れていきましょう。

 

水は、レッドビーシュリンプがいた水槽の水を使用してください。

 

水を入れる量ですが、当然、水の量が多ければ多いほど汚れにくいのでエビにとってはいいということになります。

 

ただし、梱包経験が初めての方については最初は袋の半分程度の量がおすすめです。

 

というのも、水の量が多ければ多いほどビニル袋を輪ゴムで閉める作業の難易度が上がります。

 

慣れないうちは少なめの水に量で練習しましょう。

 

 

ビニル袋にレッドビーシュリンプを入れる

先に水草などの足場を入れてしまうとエビを掬う網に水草が引っかかったりするので、先にレッドビーシュリンプをビニル袋に入れましょう。

 

あまり大きな網でレッドビーシュリンプを掬うと、ビニル袋の入り口に網が入らないということもありますので、小さめの網で掬ってあげてください。

 

それほど気にすることもありませんが、発送するレッドビーシュリンプは前日くらいからエサを抜いてもいいかもしれません。

 

特に発送する個体の数が多いと、発送中のフンで水を汚すことも考えられるので、エサを抜いてフンを減らすのもひとつの工夫です。

 

水草やネットを入れる

最後に水草などの足場を入れてください。

 

ウィローモスを入れる場合は、多くのレッドビーシュリンプがつかまることができるように、ほぐしてから入れてあげてください。

 

なお、「酸素が出る石」を入れる人もいるようですが、★枚方えび★では水質に変化して、エビに悪影響があったら困るので入れていません

 

翌日に開封するのであれば、100匹程度であれば酸欠が原因でエビが死ぬことはありません(実験済み)。

 

 

ビニル袋を輪ゴムでとめる

ここからの作業は経験と慣れが必要な作業です。

 

事前に練習すればすぐにできるようになるので、不安な方は本番前に練習してみてください。

 

★枚方えび★のやり方は、ビニル袋や輪ゴムを切らなくてもビニル袋の先を引っ張ればほどけますので、開封するときに非常に楽ですよ。

 

ビニル袋の先端を指で挟んでねじる

ビニル袋の先端を親指と人差し指でつまんで、何回転かねじれるところまでねじりこんでください。

 

このとき、特に空気や酸素を入れなくても、ねじりこんでいくと一定の空気は入りますのでそれで十分です。

 

 

ねじった袋の根元を輪ゴムで固定する

次に、ねじった状態の袋の根元を輪ゴムを数回巻いて固定するのですが、ここで注意したいのが、輪ゴムを輪の形にしてビニル袋にの先端にくぐらせるのではなく、輪を閉じて一本の線の形にしてから側面から根元に巻き付けます

 

ビニル袋を輪にくぐらせて固定してしまうと、開封時にビニル袋の先端を引っ張っても輪ゴムが外れてくれないからです。

 

⇧輪ゴムで固定し始めた状態。輪ゴムの輪の部分は広げずに二つ折りの状態で巻き付ける。

 

この状態から輪ゴムを引っ張りながら2~3回転ほど巻いて根元をしっかりと固定してください。

 

⇧2~3回転させて根元を固定した状態

 

ビニル袋の先端を折り曲げ、さらに輪ゴムを巻き付け固定する

次にビニル袋の根元に巻いた輪ゴムを指でしっかりと固定しながら、ビニル袋の先端を下方向に折り曲げ、指で固定します。

 

⇧ビニル袋の先端を折り曲げ、指で固定した状態

 

この状態から、さらに輪ゴムを引っ張りながら2回転ほど巻き付けていきます。

 

⇧折り曲げた先端部分をさらに輪ゴムで巻き付けた状態

 

輪ゴムの先端部分を輪の形にして、ビニル袋の先端に通して固定する

ここで初めて、輪ゴムの輪にビニル袋の先端を通すことになります。

 

輪ゴムの大きさによっては輪ゴムの先端があまり残ってない状態ですので、難しいかもしれませんがしっかりと輪っかにビニル袋の先端を通して固定してください。

 

このとき、1回だけではなく、さらにねじって2回くらい輪に通してあげると完璧ですよ。

 

⇧ビニル袋の先端に輪っかを通して固定する。

 

⇧ねじりながら2回くらい、ビニル袋の先端を輪っかに通すと完璧

 

⇧出来上がり!

 

袋を二重にする

これは別に必ずというわけではありませんが、★枚方えび★では、もしものときのために袋を二重にしています。

 

同じ袋をもう一度かぶせて同じ方法で輪ゴムで固定するのですが、このとき、袋は上下逆にするとよいかもしれません。

 

1回目の輪ゴムで固定した部分を、2枚目のビニル袋の底になるように入れるともしものときでも安心です。

 

⇧ビニール袋を二重にした状態。1枚目の袋と2枚目の袋は上下逆になっている

 

保冷シートと緩衝材(ぷちぷち)で包装する

ここまでの作業が終われば、梱包作業も残りわずかです。

 

★枚方えび★では保冷シートとぷちぷちで包装していますが、新聞紙で包装する人もいます。

 

保冷シートとぷちぷちは保温を維持するためのもので、安心感がありますので季節にかかわらずやっています。

 

ちなみに保冷シートとぷちぷちの大きさは500mm×500mmです。

 

 

 

⇧保冷シート

 

⇧緩衝材(ぷちぷち)

 

⇧巻いたらこんな感じ

 

カイロまたは保冷剤とともに発泡スチロール箱に入れる

最後に、発泡スチロール箱に入れるのですが、外気温によって夏であれば保冷剤、冬であればカイロを入れてあげてください。

 

夏は最高気温、冬は最低気温によって数を調整していますが、レッドビーシュリンプは高温に弱いということもあって暑くなりすぎない(夏は保冷剤を多め、冬はカイロを多く入れすぎない)ことに気をつけています。

 

また、外気温が35度を超えるような真夏は発送を控えるようにしています。

 

大きさにもよりますが、保冷材は2~3個、カイロは多くても2つ(保冷シートなどでしっかり梱包していれば1つで大丈夫)入れています。

 

 

 

注意したいのが、保冷材もカイロも直接レッドビーシュリンプが泳いでいる水を冷やしたり温めたりするものではないということです。

 

あくまでも発泡スチロール箱内の空気を冷やしたり温めたりするためのものですので、直接レッドビーシュリンプが入っているビニル袋に触れないような工夫をしてください。

 

⇧カイロや保冷材は新聞紙で巻いてあげると,直接熱は伝わりにくい

 

カイロについての注意点

ここで注意したいことは、カイロは空気に触れなければ温まらないということです。

 

よって、密閉された発泡スチロール箱の中では酸素がなくなって保温効果が発揮できなくなります

 

そこで発泡スチロール箱に空気がとおる穴をあけてあげる必要があります。

 

★枚方えび★では、発泡スチロール箱の側面に2つの穴を、さらに対角線上のフタの部分に2つの穴をあけています。

 

そして、カイロは側面の穴の付近の底に置いています。

 

側面とフタの2か所に穴をあけているのは空気の流れを生じさせるためです。

 

また、カイロを側面の底に置くのは、温かい空気は上へと流れますので、カイロを上部に置いてしまうと上部の空気のみが温まってしまうのではないかと思うからです。

 

このような置き方で、側面の穴から入ってくる空気でカイロは発熱し、その温まった空気が空気の流れとともに上部にいきわたり、発泡スチロール箱の内部全体が温まるのではないかと考えています。

 

やり方はいろいろあるので試してみてください。

 

⇧左下の側面と右上のフタに穴をあけている

 

⇧カイロは側面の穴付近の底に置く

 

最後にしっかりとフタをしめて、テープで梱包しましょう。

 

以上が梱包方法でした。

 

 

まとめ

梱包作業ですがいかがでしたか?

 

輪ゴムの巻き方など難しいところあったかもしれません。

 

練習すればだれでもできるようになりますので、試してみてください。

 

ただ、どんなに丁寧に梱包しても、エビへの負担を考えたら翌日には届く地域でないと事故の確率が高くなると考えています。

 

また、真夏の高温の時期や、冬の氷点下となる地域などへの発送も危険度は高くなると思います。

 

★枚方えび★でも発送地域は、翌日に受取ができる地域に限らせていただいております。