▷外部フィルターってどんなフィルター?
▷レッドビーシュリンプの飼育に外部フィルターは使える?
▷外部フィルターを使用する時に注意点は?
今回は外部フィルターの紹介です。
外部フィルターは初心者には馴染みのないフィルターかもしれませんが、レッドビーシュリンプの飼育でも使われている代表的なフィルターです。
⇩スポンジフィルター・底面フィルター・その他のフィルターについてはこちらをごらんください。
関連記事
▷スポンジフィルターってどんなフィルター?▷スポンジフィルターってレッドビーシュリンプの飼育では使えるの? アクアリウムで大事なアイテムであるフィルターの紹介をしていきます。フィルターの役割 […]
関連記事
▷底面フィルターの特徴は?▷底面フィルターにソイルが向かないってホント?▷レッドビーシュリンプの飼育に向いている? 今回は底面フィルターのご紹介です。 レッドビーシュリンプの飼育では底[…]
関連記事
▷そのほかのフィルターの種類と特徴を教えて レッドビーシュリンプの飼育に使われる代表的なフィルターとして、スポンジフィルター・底面フィルター・外部フィルターを紹介してきましたが、そのほかにも便利なフィルターはたくさんありま[…]
外部フィルターの特徴
外部フィルターは水槽の外に設置するフィルターです。
水槽を置く場所とは別に外部フィルターを置く場所を確保する必要がありますが、その分、ろ過能力は抜群です。
また一部の外部フィルターを除いて、水槽と外部フィルターの位置関係に高低差が必要なため(水槽よりも外部フィルターが低い位置に置く必要がある)、置き位置も考えておかなければなりません。
置き場所の制約があったりするけど、ろ過能力も高いし、可能であれば導入したいフィルターだね。
外部フィルターのメリット
・ろ過能力が非常に高い(トップクラス)
・収納できる水槽台があれば、見た目がすっきり
・ろ材のアレンジが可能
・エアレーション効果もあり
最大のメリットは、何といってもろ過能力が高いことです。
フィルターの中でも最強のろ過能力といっていいでしょう。
水槽との位置関係も、高低差が必要といいましたが、収納付きの水槽台があれば、フィルターは水槽台に収納できるので見た目もすっきりですよ。
そして、外部フィルターでは、その内部にろ材を入れる3~4個のスペース(インナーバスケット)があります。
そのスペースに、自分の好みのろ材を入れることができるのも外部フィルターの魅力です。
例えば、僕が使っていたコトブキのパワーボックスSV550Xには、3つのインナーバスケットがありますが、既定のろ材は活性炭(1か所)とマット(2か所)になっています。
活性炭はろ過の種類の中では化学ろ過に分類されますが、不純物を吸着する働きがあります。
吸着ろ過は、ある一定量の不純物を吸着すると限界をむかえるので、頻繁に交換が必要になります。
このような事情で、★枚方えび★ではあまり化学ろ過を重要視していません(ソイルの吸着機能くらいです。)。
そこで、活性炭の代わりに、バクテリアの住処となるろ材を入れて使用していました。
化学ろ過の代わりに生物ろ過を強化するのが★枚方えび★でのやり方です。
このように、自分のスタイルでろ材を工夫できるのも外部フィルターの魅力の1つです。
あと、エアレーション効果も実はあったりします。
外部フィルターは水槽の上部で排水するのですが、その排水口を水面付近めがけて設置すれば、水面が泡立ち、酸素吸入効果が見込めるので、レッドビーシュリンプにとっては十分なエアレーション効果が見込めますよ。
★枚方えび★では外部フィルターに活性炭の代わりにこんなろ材を入れてましたよ~
外部フィルターのデメリット
・メンテナンスがたいへん
・価格が高い
・置き場所に困る
・故障時の対応が難しい
外部フィルターのメンテナンスは、かなり大変です。
フィルター本体だけでなく、ホースの清掃もあったりして、なかなかの時間がかかります。
ただ、慣れてくると(?)、ホースの清掃も省略したりして、適当に時間の省略をしたりしますが、ほかのフィルターの清掃よりも時間がかかるのは確かです。
ホースの清掃にはこんなアイテムを使用します。
でも、時間がかかるといっても、スポンジフィルターなんかと比べてもろ過能力が違うので、清掃の頻度が少なくてすみます。
外部フィルターの場合、飼育するレッドビーシュリンプの数にもよりますが、3か月から6か月はメンテナンスが不要ですよ。
置き場所は必ず事前に考えておいてください。
水槽台を置く場所があればいいのですが、そうでなければ、別途、外部フィルターの置き場所を確保する必要があります。
水槽よりも低い位置で場所を確保することも忘れないでくださいね(GEXの製品は同じ高さで大丈夫です。)。
現在、★枚方えび★では外部フィルターは設置していません。
以前は、メインのフィルターだったのですが、最後のデメリットが理由で使わなくなりました。
それが故障のときの対応です。
外部フィルターは、ある日、突然、排水口から水が出ていないということがあったりします。
排水していないということは、汚水ときれいな水が循環していないということなので、ろ過が機能していないということを意味します。
そうすると、故障している個所を特定して、メンテナンスする必要がありますが、その原因の特定が実は素人的には非常に難しいんです。
例えば、水が通水してない状況で何を考えるでしょうか?
外部フィルターには、モーターが設置されていますので、そもそもモーターの故障であれば外部フィルター本体が稼働していませんので、原因は明確ですよね。
ただ、多くの場合、モーター音があるにもかかわらず、水が循環していない・・・・
こんな場合は、実は結構いろいろな原因が考えられるんですよね。
例えば、ホースが汚れ、フィルター内部のインナーバスケットの汚れ、フィルターのパッキンの劣化、フィルターのモーターの故障など、考えだしたらキリがないんです。
通常は、ホースの洗浄、インナーバスケットの洗浄などのメンテナンスをしますが、それでも改善できない場合は、どの程度のメンテナンスをするのか、それとも買い替えるのかといったことの原因追及が非常に困ったりします。
僕が外部フィルターを辞めた理由の一番大きな理由が、故障の原因がすぐには分からなかったという点です。
すべての部品を洗浄して、それでもだめだから、今度はパッキンを交換して、ワセリンを塗って・・・と繰り返しても元に戻らなかったこともあります。
外部フィルターは高価ですので、どのタイミングで買い替えるかも非常に迷いますし・・・
水槽の数が増えてくれば、フィルターの数も増えますのでなおさらですよね。
ただ、原因がすぐに分かる、買い替えも抵抗がないという方は、間違いなく最強のフィルターといえますので、おすすめですよ!
レッドビーシュリンにおすすめの外部フィルター
レッドビーシュリンプの飼育でおすすめの外部フィルターですが、各社ともそれほど違いはないと思います。
GEXの外部フィルターは水槽との高低差を必要としませんので、設置状況にあわせてえらんでみてください。
エーハイムは、外部フィルターでも最も多くのユーザーが使っているメーカーです。
消耗品も多くのペットショップに置いていますので、故障のときの対応も安心ですよ。
コトブキのパワーボックスです。
★枚方えび★でも使っていましたフィルターです。
呼び水機能も楽ですし、セッティングも楽ですし、おすすめの商品です。
GEXのメガパワーです。
モーターの位置が、フィルター本体ではなく、水槽内に設置する仕組みですので、フィルター本体を水槽より低い位置に置く必要がありません。
フィルターの置き場所に困らないのが最大の特徴です。
まとめ
外部フィルターは、水槽以外に置き場所が必要なことと、故障時のメンテナンスが難しいのですが、ろ過能力は間違いなく最強のフィルターですよ。
▶ろ過能力は最強クラス
▶水槽内部がすっきり
▶フィルターを置く場所が必要
▶メンテナンスがたいへん