▶水換えの頻度は?
▶水換えの方法や注意点は何?
レッドビーシュリンプに水換えは必要?
そもそも、レッドビーシュリンプの飼育に水換えが必要なのかという疑問があります。
事実、僕自身、水槽の水が蒸発した分だけ水を足していく、足し水飼育をしていた時期もありました。
結論からいうと、足し水飼育でもシュリンプは元気でしたし、足し水で飼育しているブリーダーもいると聞きます。
ただ、ろ過の仕組みについてお話をしたとおり、生物ろ過においては、バクテリアはアンモニアや亜硝酸などの有害物質を分解してくれますが、最終的に発生する硝酸塩までは分解することができません。
硝酸塩については薬剤を投与して除去するか、排水によって除去するしかなさそうです。
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硝酸塩は、アンモニアに比べても毒性は低いですが、それでも蓄積するとシュリンプにもよい影響を与えないと考えられます。
そこで、★枚方えび★でも定期的に水換えは行うようにしています。
また、水換えを行うもう一つの理由は、ミネラルの補給です。
新たに追加する水は、RO水にミネラルを添加した水を使っていますので、水換えによってミネラルを添加しているわけです。
⇓RO水とミネラルについてはこちらをどうぞ
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レッドビーシュリンプの水換えの頻度について
水換えの頻度もなかなか難しい問題ですが、結論から言いますと、週に1回、水槽の4分の1程度の量を換水することを目安にしています。
水槽の数も多いため、平日の換水は難しいので、もっぱら土日の作業になりますが、RO水を作ることから始めるとほぼ1日仕事になりますので、場合によっては2週間に1回ということもあります。
あまり多すぎる換水は、バクテリアを過度に除去してしまうという問題点が指摘されていますが、バクテリア自体は水というよりも、ソイルの中やスポンジなどのフィルターに多く存在していると考えられますので、僕自身はそれほど気にしていません。
場合によっては3分の1くらいの水を変えてしまうこともあります。
とはいうものの、半分の換水とかはさすがにやりすぎかな~と思っています。
レッドビーシュリンプの水換えの方法や注意点について
水換えの方法
★枚方えび★では、水換えは、便利グッズで紹介しましたコック付きバケツを使っています。
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このバケツであれば、水量の調節もできますし、バケツに入れる水の量さえ間違えなければ放っておくこともできます。
複数水槽がある場合は特に便利です。
水換えでの注意点
水換えする際に、追加する水は時間をかけて少しずつ入れた方がよいというのが一般的な理解です。
新たにシュリンプを購入したときなどは、僕は5~6時間の時間をかけて水合わせをします。
そういう意味では、時間をかけて水を追加することは、シュリンプにとって負担が少ないことは間違いありません。
とはいうものの、なかなかそんな時間が費やせいという人もいると思います。
僕は経験上、レッドビーシュリンプは水質の変化には強いと考えています。
逆に、レッドビーシュリンプは水温の変化に非常に弱いとも考えています。
水換えや水合わせはこの2点に注意して行っています。
要するに、水温の変化さえなければあまり気にすることはないのではないかということです。
★枚方えび★では10本以上の水槽があり、選別をする際、各水槽の個体を一つの水槽に集めることがよくあります。
その際、時間をかけての水合わせは行いません。
ネットで掬って、そのまま別の水槽に移してしまします。
当然、移動前の水槽と移動後の水槽は、ソイルが異なることもあれば、TDSの数値などは全く異なります。
でも、シュリンプがそれによって弱ったり、死んでしまったりした経験はありません。
こういったことから、水質の変化には強いのだと考えています。
ただ、水温の変化には弱いものだと思っています。
もともとレッドビーシュリンプは水温に敏感な生物ですので、できる限り水温に変化がないよう気を使っています。
例えば、シュリンプを購入した場合、シュリンプが入ったビニール袋を水槽に浮かべて水温を調節するやり方があると思いますが、この方法は、★枚方えび★では行いません。
それは、水槽に浮かべることによって、あまりにも水温の変化が大きいと考えているからです。
購入してきたシュリンプは、そのまま袋を開けて、水とともにプラケースに移します。
そして、移動先の水槽の水を1秒に1滴の割合で時間をかけて水を追加していきます。
これを時間をかけて行うことで、部屋の温度と追加する水の水温で、少しずつ水温を調節していくわけです。
1時間経過したら、水滴を倍にするなど、速度を少しずつ上げて調節していきます。
これは水質よりも水温を考えたやり方です。
換水も同じ考え方です。
★枚方えび★では、RO水を精製し、ミネラルを添加したら、ポリタンクに入れてシュリンプの飼育部屋で1週間くらい置いておきます。
これによって、水温は水槽の水のものと同じになります。
そうすると、換水する時には特に気にせずに追加できます。
コック付きバケツを使用する時でも、コックは全開放で行っても全く問題ありません。
まとめ
今回は、水換えをテーマに紹介しました。
水換えは時間を費やす作業なので、本来はもっと頻繁に、少ない量の換水量で行った方が良いのかもしれませんが、現在の生活サイクルでは週1回が限度かな~と思っています。
▶換水の際は、水温に注意せよ!