▶結局、何を準備すればいいのか端的に教えてほしい!
▶ついでに、日ごろのお世話のやり方も教えてほしい。
飼育用品
では、まずは飼育用品から。
水槽
水槽は置く場所のスペースが人それぞれだと思いますが、可能であればガラス水槽でサイズは60×30×36cmです。
60cmくらいの大きさがあれば水の蒸発などによる水の水質変化の影響もそれほど心配することがありません。
サイズ的に難しければ45cm水槽→30cm水槽にサイズダウンしていきましょう。
60cmを超える大きさの水槽は扱いにくいので初心者にはおすすめしません(熱帯魚などで大きな水槽を扱った経験のある方は問題ありません。)。
まずは60cm水槽から始めましょう。
また、見た目はオールガラス水槽がきれいですが、フレームがある方が持ち運びはしやすいです。
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フィルター
フィルターは、底面フィルター+スポンジフィルターがおすすめです!
底面フィルターは安価で日々のメンテナンスは不要ですし、生物ろ過としての能力は抜群です。
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底面フィルターは、どの商品でも大差ないと思いますので、各商品の特徴をよく見て選んでください。
ちなみに、僕は、別の記事で紹介した台湾式という立上げ方法をしていますので、ニッソーのバイオフィルターを使っています。
また、スポンジフィルターも安価でメンテナンスも非常に楽なのでおススメです。
▷スポンジフィルターってどんなフィルター?▷スポンジフィルターってレッドビーシュリンプの飼育では使えるの? アクアリウムで大事なアイテムであるフィルターの紹介をしていきます。フィルターの役割 […]
60cm水槽であればこちらの商品がろ過能力も高くおススメです。
まとめ買いならこちらの商品は安価で入手できます。
ほぼ(全く?)同型のスポンジフィルターです。
僕自身も、外部フィルターや外掛けフィルターなど試してきましたが、結局、今は扱いやすいこの2つのフィルターを組み合わせて使っています。
★枚方えび★式立上げ方法も参考にしてみてください。
▷★枚方えび★では実際にどのように水槽を立ち上げているか教えてほしい▷台湾式の立上げってどんなやりかた?▷台湾式のメリット・デメリットとは? 最近、このサイトをご覧の方から、★枚方えび★では実際にどのようなソイ[…]
その他
飼育用品としては、あとはエアポンプとエアチューブ、ライトなどがあれば大丈夫でしょう。
残りの便利グッズは、実際に飼育が始まってから徐々に準備していってください。
このサイトでも便利グッズを紹介していますので、是非参考にしてください。
▷レッドビーシュリンプの飼育に照明(ライト)は必要?▷照明(ライト)はどんな役に立つの?▷1日にどれくらいの時間、照明(ライト)をつけていればいい?▷レッドビーシュリンプの飼育におすすめの照明(ライト)は? […]
ソイル
ソイルに何を選ぶか、まさにシュリンプ飼育では非常に悩ましいところですし、選ぶソイルによってメンテナンス方法なども変わってきますので、しっかりと特徴を理解したうえで選びたいものです。
ソイルには大きく分けて、栄養系ソイルと吸着系ソイルがあることは別記事でも紹介しています。
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▷栄養系ソイルにはどんな商品があるか教えて ソイルの最終回は栄養系ソイルの紹介です。 上級者向けと言われる栄養系ソイルですが、どんな特徴があるかみてみましょう。 ⇓ソイルの特[…]
さて、この記事を見ている人は、初めてシュリンプを飼育するか、飼育したもののうまくいかなかったという人だと思います。
誤解を恐れずに結論から言うと、ソイルは栄養系一択です!
もちろん、吸着系ソイルのすべてを否定するわけではありませんし、吸着系ソイルで爆殖している人もたくさんいます。
ただ、もしこれまで吸着系ソイルを使ってうまくいかなかった人は是非、栄養系を試してみてください。
理由は大きく次の2つです。
●添加剤が必要となる
水槽の立上げ
栄養系ソイルを使用する場合は、焦らずに1~2か月かけて水づくりをしてください。
★枚方えび★では、1か月~1か月半は何も生体を入れずにフィルターを稼働させて水を回し続けます。
この間、バクテリアのエサとなるスーパーBee MAXを適度に入れていきます。
その間、適度に換水はしますが、あまりの量を一度に換水するとバクテリアを捨てているようなものなので、水の状況を見ながら多くても4分の1くらいの水しか換えません。
その後にパイロットシュリンプを投入し、1週間~2週間様子を見ます。
パイロットシュリンプとは、水ができているか、エビが飼育できるくらいバクテリアが繁殖しているかを確認するために様子を見るために投入するエビのことで、仮にバクテリアが少ない状態であってもエビを入れることでバクテリア発生のサイクルが促進され、さらにエビにとってより良い環境を作り上げてくれる役割があります。
本来、生命力の強い魚(パイロットフィッシュ)を投入し、バクテリア繁殖を促進させることが多いのですが、僕は水が出来上がったであろうタイミングでパイロットシュリンプを投入しています。
パイロットシュリンプ投入後に特に問題なければ、生体を入れます。
ここまでやはり1か月半から2か月かかりますが、ここでしっかり水つくりをすることで,1年近くも安定した環境が維持できます。
早くエビを飼いたいという気持ちを押さえて、皆さんも焦らず水つくりをしてください。
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日々の飼育
水槽が立ち上がってしまえば、日々の飼育はそれほど難しくありません。
スーパーBee MAXも毎日投入し、エサを適度に与えるだけです。
エサのサイクルや換水などはまた別記事で紹介したいと思いますが、栄養系ソイルでちゃんと立ち上げれば、ポツポツ死という状況は大幅に改善するのではないでしょうか。
また、繁殖を目的にしている人にとっても栄養系ソイルは必須です。
稚エビに必要な栄養が自然と放出されますので、初心者にとってもありがたいですね。
まとめ
いかがでしたか。
シュリンプ飼育がうまくいかない、ポツポツ死に悩まされているという方は是非参考にしてみてください。
▶フィルターは安価かつ扱いやすい底面+スポンジで
▶ソイルは栄養系ソイルがおすすめ!